田中卓志さんに魅せられた番組を建築好きが語る

中銀カプセルタワービル テレビ
中銀カプセルタワービル
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建築物の見学が好きだ。
旅の目的も、たいていそれ。観光地よりも建物。名物料理よりも建物。
だから、旅の写真は建物ばかりになる。

中銀カプセルタワービル
中銀カプセルタワービル

これは、自分で撮った中銀カプセルタワービル。
撮影日は2021年12月14日、火曜日の夜8時ごろ。
残っていたのは加工した写真だけだったけれど、それでも残しておいてよかったと思う。

あの未来的で、どこかレトロなビルは、もうこの世にない。
NHKの「解体キングダム」では、その解体の様子が丁寧に紹介されていた。
けれど、壊されて終わりじゃないのがこのビルのすごいところ。
取り外されたカプセルは、いまも各地で展示されたり、再利用されたりして、生きている。
建築って、形が消えても、魂が残るものなんだなあと思った。

そんな思いでいたある日、テレビ朝日の「夜の巷を徘徊する」建築スペシャルの回を見た。
ゲストはアンガールズの田中さん。建築好きとして知られていて、マツコさんとの相性も抜群。

でもその日の田中さんは、なんだかいつもと違って見えた。
姿かたちは変わっていないのに、なぜか目が離せなかった。
あの長い手足、いつもは“タカアシガニ”のネタに使われているのに、この日は妙にかっこいい。
高身長ゆえの猫背すら、ナイーブで知的な建築家に見えてしまう。

▼動画はこちら(※ぜひご覧いただきたい)
https://www.youtube.com/watch?v=WjSLuNu96Ig

いや、本当に、ちょっとかっこいい田中さんがそこにいる。
コメント欄も「素敵」「カッコいい」と絶賛の嵐。
この回を録画で最後まで観た私は、田中さんから目が離せなかった。
知的さ、静けさ、ほんの少し照れたような表情。
たぶん、私はあのとき“建築家”としての田中さんを見ていたのだと思う。

そういえば、作家の林真理子さんがこんなことを書いていた。
「建築家には、理系のクールさと芸術家の感性が重なっていて、とても魅力的」と。
あの夜の田中さんは、まさにそんな“建築家の色気”をまとっていた。

以前、有吉さんに「田中が結婚できないのは見た目じゃない、性格だ」と言われていた彼だけど、
2023年にはしっかりご結婚された。
よかった。ほんと、よかった。
テレビ朝日さん、この動画、ずっと残しておいてください。

ところがその後、録画していた『アメトーーク!』を観たら、
いつもの“よだれ全開”の田中さんがそこにいて、あっという間に現実に戻った。
不思議なもので、さっきまであんなに素敵に見えていたのに、まったくときめかない。
まるで夢がさめたあとのようだった。

でも、それが田中さんのすごさだと思う。
笑わせるときは全力で笑わせて、ふとした瞬間には別人のように魅せる。
プロって、そういう人のことを言うんだろう。

最後に、若林さんとのやり取りが楽しい、いつもの田中さんも貼っておきます。

▼こちら
https://www.youtube.com/watch?v=WTIhRhnLl2Q

ね、こっちは“いつもの田中さん”でしょ(笑)
でも私は、そのどちらの田中さんも、けっこう好きです。

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